パパ・ママ
せんせい
きっず


HOME




アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
幼稚園・保育園 園や担任の先生への不満
私立幼稚園の会計について疑問があります
公立(市立)幼稚園の内部事情についてお聞きしたいことがあり、相談させていただきました。

昨年PTAの会計をしていて、今年は会計監査をしています。本日1学期の会計監査をしましたところ、園の行事である「芋掘り」に関して畑を貸していただいている方へのお礼がPTA会費から支払われていましたので、園長にお伺いしたところ、 「園の会計からは個人へのお礼は出来ない。払えるのはちゃんとした領収書の出る苗のみで、お礼を出すと使途不明金でつっこまれるのでPTAから出してもらった。」「会計監査は帳簿の数字があってるかどうかだけ見ればいい。」
昨年まではいっしょに借りている小学校が負担していたらしいですが、今年は撤退したので園で負担しないといけないらしいんですが 「小学校は義務教育だから出せるけど、幼稚園は違うので出しどころがない」とおっしゃいました。お金が出せない行事をなぜするのでしょう?先生だけでは大変なのでPTA役員は毎年お手伝いをしていますが、会計に関しては別だと思うんですが..

別件ですが、この園長は危害をたびたび加える園児に関しても、被害者に対しては「こけた」だの「何もされてないのにあなたの子供の方がうそつきだ」と言う始末です。(複数の方からの証言があります)いったいどうすればいいんでしょうか。ご指導よろしくお願いいたします。

(あきこ さん)


あきこさん、会計監査、ご苦労様です。旭幼稚園、副園長の井上です。
まず初めにお断りさせていただきますが、私は私学の人間ですので、公立とは立場が異なります。ですから、あくまで一般的なこと、私の個人的な見解である、ということを念頭に置いてください。

さて、ご質問(というか疑念)の第1点。「PTAの会計から畑の借用料が払われるのは違法かどうか」については「違法」とも「適法」ともいえないグレーゾーンの部分です。私の見解では「かなり白に近いグレー」です。ただ園長先生の説明はちょっと説明不足を感じました。

「園の会計からは個人へのお礼は出来ない」これは方法論であって、もし個人の方で、領収書用紙がないのならば、手書きでも何でも「畑借用料○○円受領しました」と一筆書いていただければ済むことです。私の園では「支払い証明書」なるものもあり、お祝金、お香典など領収書の出ないものは、これで代用しています。つまりこのような方法をとれば、幼稚園の会計から支出も可能と思います。ただ、幼稚園の予算に「畑借用料」が予算化してあれば、です。

「払えるのはちゃんとした領収書の出る苗のみで、お礼を出すと使途不明金でつっこまれるのでPTAから出してもらった」これは事実でしょうね。「小学校は義務教育だから出せるけど、幼稚園は違うので出しどころがない」これも事実でしょう。多分、こう言う意味です。
小学校と合同でやっていた時は、小学校の年間予算の中に予算化されていた。その行事に幼稚園も合同で参加した。でも小学校が行わなくなり、当然予算も切られた。
でも今まで慣習として行われていた行事で、ここで中止する訳にもいかない。そこで幼稚園の予算で園児分の苗は確保したが、お手伝いいただいた保護者の分までは予算化されなかった(大体は5月1日現在の園児数で予算化します)、だから保護者の分はPTA会費で負担してもらった、ということと推測しました。
一日善意でご奉仕してくださったのですから、それくらいは認めてあげていいのでは?と個人的には思います。

公立は予算化されれば、例え園児数が少なくとも、きちんと支出してくれます。その代わり予算化されていないものは、金額の大小に関わらず難しいのです。
以前、私の市で、「幼保防犯連絡協議会」なるものが警察署の指導ででき、会費を徴収、というところになった時、市児童家庭課課長さんが「予算化されていないので、会費徴収は待ってくれ」と発言されました。
いくらだと思いますか?1園年額3千円ですよ。保育所全体の予算の中で何パーセントになりますか?おそらくミクロ単位でしょう。でも、こうなんです。これが全てを物語っています。

「お金を出せない行事をなぜするの?」ごもっともなご質問です。回答は「一度始めると止められないから」。公立というか、公務員の方全てに言えますが、新たなことを始めようとすると、(市長の号令で始めるのでなく、民間有志が集まって行うようなものは特に)非常に抵抗します。
はっきり言えばなんだかんだと理由をつけて、潰そうとします。それは新しい事業をはじめて、もし失敗したら自分の責任になるから(今後の出世ができなくなるから)。これだけの理由です。そして、初年度あれだけ反対していたとしても、2年目(2回目)となると「ああ、昨年やったあれね」という調子で全ての書類がスムーズに回ります。これは中止する場合も同じ。「誰がトップの時に止めた」となると、別の意味で責任を問われる可能性がある。今までやっていた(慣例)ものは止められない。「えーっ!」と思われるかも知れませんが、これが現実です。

次に「会計監査は帳簿の数字があってるかどうかだけ見ればいい。」との発言。これは間違いではありません。私の園でも会計監査は公認会計士の方があたります。会計監査は項目の間違いがないか、金額の間違い・計算間違いがないかどうか、会計のプロとして厳しくチェックします。
でも帳簿上間違いがなければ、使途が適正かどうかの判断はしません。これをチェックするのは監事の仕事です。監事は幼稚園という教育機関としてふさわしい内容の支出をしているかどうか、その金額は適切であったか(高額な工事の場合、2社以上の見積りをとります。その見積書もチェックします)等を調べ、意見を添えて理事会に報告します。あきこさんは会計監査というお仕事ですので、会計士さんと同じ、帳簿上のミスはないか、を調べるのがお仕事で、園長先生のご意見は正しいことになります。もし監事であるなら、使途やその金額が適正かどうか、ご意見を述べられてよろしいかと思います。

以上ご満足のいく回答かどうか判りませんが、一般論として見解を申し述べさせていただきました。その後の「園長先生がウソを言う」の部分に関しては、私の意見を述べる場ではない、と思いますので申し訳ございませんが、その部分は回答を控えさせていただきます。

(アドバイザー:井上智賀)




前のページに戻る


(C) 2001-2022 System Proceed Corporation. All Rights Reserved.
- このサイトへのリンクはフリーです。
Produced by Systemproceed