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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など 言葉が遅い・発育障害の不安
経過観察を受けているが、「遅れているだけで大丈夫」とは言ってもらえない
初めてメールします。4歳の女の子と2歳0ヵ月の男の子の母です。
今日は2歳の息子のことについて相談します。
3,350gで生まれ、6ヶ月の時には10.2kgもありました。そんなこんなで寝返りが8ヶ月、おすわりが1歳の時、はいはいが1歳3ヶ月、つかまり立ちが1歳半、一人たっちが1歳10ヶ月、2歳になって今、ようやく外でもたどたどしくはありますがあんよし始めたというところです。
しかも言葉もまだ何もいいません。時々、「まんまんまん」や「えいっ!!」らしきことを言っているだけです。ママやパパ、わんわん、にゃんにゃんも言いません。

保健所では1歳半検診でひっかかり、今も2ヶ月に1度経過観察を受けています。
でもなかなか「遅れているだけで大丈夫ですよ」という言葉は言っていただけません。ちなみに前回行った時はやっと一人たっちができるようになり「おいで」といえば少し歩いてくるようになっていたところだったのですが「前回(前々会)より発達が見られるのでこのまま様子を見ていきましょう。」そして言葉の遅れについては「う〜ん!お顔は分かったようないいお顔しているんですがねえ。わんわん、にゃんにゃんも言いませんかあ。2歳までには言ってもらいたいですねえ。」ということでした。

息子の普段の様子ですが、いつも機嫌よく遊んでいます。積み木を積み上げたり、最近はおもちゃをかばんに入れて持ち歩いています。ボール遊びも大好きです。目も合います。指差しもしますし、名前を呼ぶと振り向きます。「××××君!」というと手をあげたりもします。(その時に「は〜い」と言ってくれるといいのですが)欲しいものがあるときは「ん!ん!」と言ってそれを指差します。ニコッとするとニコッとしてくれたり、「よしよしして」と頭をだすと、頭をさすってくれます。「だめよ!」と強い調子で言うと、怒られたことが分かるのか泣き出したり・・・。姉におもちゃを取り上げられると怒って姉をたたいたりしています。

コミュニケーションという意味では母親としては言葉は無くともきちんと取れていると思うのですが、如何せんあんよも遅かったことを合わせると言葉がでてこないことが気になります。他のお子さんと比べることなく息子だけを見つめてみると少しずつですが出来ることは増えているのです。でも公園や児童館などで同じ年頃のお子さんを見ると、自分の子どもは後れているなあと感じずにはいられません。
3歳過ぎまでは見極めは難しいと言われています。長々と書いてしまいましたが、今お話した感じで先生方はどのようにお感じになりますか。ご意見をお聞かせください。

(kana さん)


kana さん、御相談いただき御礼申し上げます。旭幼稚園、副園長の井上です。御相談内容、拝見いたしました。
先ず最初にお断りさせていただきます。私は医者でも心理学者でもありません。
kanaさんのお子さまと遊んだこともありません。この御相談の文章から判断するにはちょっと力不足というか、判断が難しいというのが本当のところです。

ただ、いくつかいえることがあります。立ち上がるのが遅い、ということ。これは体重が重いお子さまに共通しています。しょっているもの(体重)が重いのですから、それに見合った筋力が必要になりますので、仕方ないこと、と思います。
言葉が遅いという点ですが、個人差の大きい時期だけに、早急な結論は出せない。
でも「大丈夫ですよ」とも言えない。3歳までは見極めは難しい。これは本当です。
3歳過ぎても難しい面があります。だから現在経過を見守っている、ということなのでしょう。

少しづつではありますが、コミュニケーションがとれるようになったようですね。
kanaさんも、テレビやビデオをかける時は、できるだけ一緒に見て、「すごいね」「かわいいね」等々、言葉をかけるようにして下さい。一緒に歌を歌う、体操をやってみる、等々もよい方法です。kanaさんもお子さまと一緒に遊ぶ感覚でコミュニケーションをとっていけば、発達のスピードもあがってくるのでは?と感じました。
ちょっと試してみてください。

(アドバイザー:井上智賀)


kana さん、こんにちは。加藤田です、よろしくお願いします。

お話から推察されますことは、息子さん、大きなお子さんのようで、がんばってますね。体が大きく重い分、ゆったりとした成長がなされているのではないでしょうか。
ゆっくりとした発達がkana さんにとって心配の元となっているようですね。
同年齢の他の子どもを見ると不安にかられるのは当然ですが、ここは、言葉が遅いと思わずに、ゆっくりとした発達で、一つの個性と思い、他の子どもとの比較をしないようにしてはいかがですか。
人の成長は十人十色、まったくに同じに発達をするということはありえません。

発達の違いは、ママとパパの遺伝子の結合から始まっています。
つまり、遺伝子が違えば当然、発達も違うということになります。
ですから、人との比較は全く無意味なことなのだということです。
違うからこそ他の子より、我が子が愛しいということになりますね。
kana さん、今は、息子さんのペースに合せて、のんびりと、じっくり向き合う時期なのかもしれませんね。
もうしばらくしたら、一つ二つ言葉が出始めることかもしれませんね、楽しみに待ちましょう。

(アドバイザー:加藤田稔)




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