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お友達に叩かれることが多い長男に、どう言葉をかけていけばよいか
こんにちは。
2才女の子と5才男の子がいます。
5才、年中の長男についてご相談します。

保育園で、年中からの途中入園です。夏頃からお友達もでき、友達と遊んでいるときは、本当に楽しそうにしています。

ただ、最近、お友達に強く叩かれたり、「弱い」「足が遅い」などと言われることが増えました。実際に長男は、おっとり型で、きつい口調で怒ったり、叩いたりできないため、「弱い」と見られるようです。運動会でもビリだったことも関係あると思います。

また、テレビゲームをうちではやらせたことがないのですが、お友達の家に行くとみんなはできるようで、長男は「へたくそ」と言われているようです。

保育園では、おとなしい子もいるのですが、長男は、自分より活発な5,6人の子のグループに入りたがります。楽しそうに遊んでいるのですが、最後に泣かされる・・・というパターンです。けんかの内容自体は、たわいもないことで、長男も悪いし、どっちもどっちで、口出すほどのことではないのですが、きつく叩かれたりするとやはり、かわいそうです。

先生は、入園当初は長男に、「やめて」といえるように指導してくださっていて、だいぶましにはなりましたが、最近は傍目には仲良く遊んでいるようにみえるため、あまり問題にはされていないようです。長男は、先生に言いつけに行くこともできません。先生は大好きなのですが、無邪気に「先生」と寄っては行けないようです。

本人は、夜寝るときに、「僕ももっとつよくなりたい」「10才になったら、たたかいで勝てるかなあ」などと言っています。「僕は足も遅いし・・・」などといじけることもあります。

このようなとき、なんといってあげればいいのでしょうか。「やりかえせ」とは言いたくないし、本当に強い子は人をたたかない・・・などと話したこともありますが、やはりまだ難しいし、すっきりしないようです。

主人は、「やりかえせ」って言ってもいいのでは、といいます。根が優しい子だから、おもいっきりぶつかっていくこともあってもいいのでは、と。

私が見ているときは、よその子でも、たたいたらしかっています。私が味方になると長男は安心しているようです。
でも、これからどんどん私から離れていくので、自分で強い心を持って欲しいのです。どのような子を目指して、育てていけばいいのでしょうか。また、具体的にどんな方法があるのでしょうか。

一生懸命に、子どもに良いと思ってしてきたことが、過保護で、弱い子になったのでは・・・と思うとつらいです。
運動ができるようになるには、どうしたらいいのかも、なにかおしえていただけるとうれしいです。

かけっこが遅いから家でもマラソンを、縄跳びができないから家でも練習を・・とも思いますが、ゲームまで練習していてはやはりおかしいと思うので・・。

長くなりました。
よろしくお願いいたします。

(しんこ さん)


おはようございます。田中和子です。

きっととても気の優しいお子さんなのでしょうね。
人それぞれ得手不得手はあります。
おこさんにも運動は苦手でも他に光り輝く部分があるはずです。
まず一つは優しいということです。きっと叩けば相手がいたい思いをするのが嫌なのでしょう。
お子さんのいい部分をたくさん見つけてほめてあげてください。
いい部分をほめてもらうことで、その部分はいっそう光り輝くこととなるでしょう。

友達の中でもちょうど出来る出来ないの価値観が産まれてくる年齢です。
これはやはり担任の先生にお任せして、お子さんの光り輝く部分をもっと他の子どもたちにアピールしてもらうのがいいのではないでしょうか?
価値観が産まれてきてそのままにしておけば他のお子さんにとっても不幸です。
一人一人それぞれ違ういい部分を持っていることを認め合えるように(はじめのうちは無理でしょうが)保育するのが私たちの仕事であり、保護者の方もまた、自分のお子さんに限らず、他のお子さんのいい部分を認めてあげることはとても大切だと思っています。

ゲームは個人的にはお勧めできません。
やはりなんでもリセットすればやり直せるということを今から知る必要は無いと思っています。ゲーム世代が保護者になり、自分たちも楽しみたいからゲーム機を買い与える傾向が強いですが、子どもの空想性を駄目にしたり、駄目ならすぐ諦めてリセットというそういう気持ちを助長するからです。

叩かれたら「やめて」と言おうねというので充分です。だって叩けば相手も痛いし、自分の心も痛くなるのをお子さんは感じておられるんだと思います。
その部分もほめてあげてくださいね。

(アドバイザー:田中和子)




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