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一部の赤ちゃんに対して、時々、叩きたい衝動にかられることがある
現在 妊娠7ヶ月、2歳半の男の子の母です。私はもともと、小さい子供は苦手でした。
仕事柄、中高生を相手にするので、そういう年齢の子供と接するのは好きです。0歳〜2歳くらいまでの子供が苦手です。でも、全ての赤ちゃんというわけではなく、一部の赤ちゃんが苦手なのです。

子供を授かるまでは、よく子供を虐待している夢を見たりして、子供を産む自信がありませんでしたが、実際妊娠してみると、自分の子供はかわいくてしかたがありません。しかし二人目を妊娠してから、最近、特定の赤ん坊を見るとすごく腹がたって、叩きたくなる衝動にかられることがあります。

例えば友人の1歳になる子供です。その子は、あまり友人にかまってもらえてないようで、私がだっこしたり、かまってやると、私をみて微笑んでくれるのですが、そうすると、なぜだか叩きたくなるのです。実際に叩いたりはしませんが、夢の中でその子を殴っている夢を見たりします。

息子の通う保育園にもその年齢の赤ちゃんが多く通っていますが、たいていのこどもはかわいく、生まれてくる子供にイメージを重ね、かわいい!大事にしてやりたいと思うのですが 何人かの子供を見ると、なぜだか理由もなく叩きたくなる衝動にかられます。
こんな心理状態だと胎教に悪いと思うのですが、この感情がコントロールできない時が増えてきました。友人とは週に1,2度会い、その度友人が席を立つとき子守りを頼まれるのですが、普通にその子の面倒を見てやれています。
ただ心のどこかで、一回たたいたらすっきりするのに!などと思ってしまうのです。別にその子の子守りを頼まれるから、そういう感情を持つというわけではなく、ただ町でみかけた赤ん坊の中にも、なぜだかそういう感情を持ってしまう子供もたまにいます。

私はどちらかというと、赤ん坊に気に入られるタイプの人間で、すぐに笑いかけられたり、だっこしてやるとすごくなついてくれます。実際まわりには、すごく赤ちゃん好きの人間にうつっているでしょう。でもそういう周りの印象と実際の私の感情にギャップがあり、すごく悩み、誰にも相談できない状況です。
ただ私は、教育者という立場から、たぶん一線を超えて実際に叩いたりしないとは思います。ずっとこの感情を抱えて生きていくんだなと自覚しています。
生まれてくる子供のことは、すごくいとおしいのです。待ち遠しくて、服などを揃えたり、息子や主人と毎日、生まれてくる子供を楽しみに待っています。ただこういう感情がお腹の中の子に伝わっているのではと思うと、不安になっています。

(さくらんぼ さん)


さくらんぼ さん、こんにちは。加藤田です。よろしくお願いします。

仕事と育児の両立でも大変な毎日なところ、妊娠7ヶ月とのこと、心身ともにお疲れでしょう。お察し申し上げます。

出産という大事業を控え、それも、2歳半の母であり、家庭においては主婦の務めと、また、中高生という思春期を迎えた子どもたちの教育に従事されていることは、とても大変なことで、すごくがんばっておられる姿が目に浮かぶようです。
妊娠7ヶ月のお腹も大きくなり寝返りも簡単にいかなくなって、熟睡している時間も当然短くなっていると思われます。
このようなに心身ともに厳しい状況から、夢を見るのでしょう。

1日の間に蓄積した心の緊張が夢によって解放されるので、人は適度な睡眠時間を維持できるのです。
夢の発端となるのは、その日に完了しなかった行動、満たされなかった欲求や感情の残滓です。
つまり、夢は日中の些細な経験の断片から始まるか、過去のさまざまな経験と結びつき、過去と現在が混同し、圧縮、融合したものとして現れます。
そして、視覚像から成り立ち、非現実でありながら、生々しい現実性も持ち合わせています。夢の明白な内容は、常にそれ以上の潜在する意味を何か表すと考えられます。
その何かですが、手がかりとして遠い過去に埋もれている場合もあります。

さくらんぼ さんの環境から察すると、不安やあなたが好まない傾向から、心に抑圧されるものが発生し、無意識の中に間接的な表現として、「その子を殴る夢」や「衝動にかられる」ことが出ているのかもしれません。
また、必要以上に自分に無理してはいないでしょうか。

さくらんぼ さん、ここは、育児にも、仕事にも、友人関係にも、少し肩の力を抜いてあたってみませんか。
もう少し周囲の人に甘えてもいいのではないでしょうか。
たとえば、ご主人に、今以上に育児の手伝いをたのむとか、勤務先の上司や同僚に妊娠を理解してもらい、産休を早め取るとか、友人の1歳になる子供を抱っこしたり、かまってやることはしないとか、思い切って、疲れている自分を出すことです。
もう少し自分を表面に出せば、今の不安から逃れることができます。
案ずるより生むがやすしです。
自分を表面に出していけば、次第に不安は解消していくでしょう。
ということで、お腹のお子さんも心配ないということです。
健やかなお子さんが生まれることを心よりお祈りします。

(アドバイザー:加藤田稔)




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