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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など いじわるする・噛み付く・乱暴する
言葉で気持ちを伝えることができず、お友達をひっかいたりたたいたりしてしまいます
幼稚園年長組(現在5歳)の次男は、3人兄弟の真ん中のせいか、元々自己主張の激しい子です。しかし、表裏のない性格で、とてもやさしい子なので園の友達には人気があります。でも、言葉がたどたどしいせいか、上手に自分の気持ちを伝えられないため、意地悪をされると、その子をひっかいたり、たたいたり等、暴力的な行動で、「嫌だ」という気持ちを表現してしまいます。たまたまその場にいて、一部始終を見ていれば、次男を諭しながら、あやまりながらも、次男の気持ちを園の先生や母親の私が代弁したり等できますが、トラブルの回数も増え、段々対応ができない有様です。

「どうして、そうなったの?」と聞いても次男はふくれて答えず、相手の子の主張ばかりが通ります。特に相手の子の顔をすぐにひっかくため、次男は園の友達の親たちの間では、「乱暴者」として嫌われ、困っております。

どうすれば、次男は自分の言葉で自分の気持ちを伝える事ができるのでしょうか?どうすれば、「ひっかく」という行為をやめさせられるのでしょうか?危険な行為なので、せめて「ひっかき」だけはやめさせたいのです。よろしくアドバイスお願い致します。

(ぺんぺん さん)


こんにちは、高橋良尚です。

今回のご相談ですが、シンプルに考えてみてはいかがでしょう。
まだ、自分の気持ちを言葉で上手に伝えられないがために、手が出てしまうお子さん。
こういったお子さんのお話って耳にする機会が多いですよね。

こういった場合、まずきちんと周りの大人が伝えて上げなければならない事は、「手を出す、足を出す、といった暴力的行為は、いけないことだ!」ということをきちんとお子さんに伝える事だと思います。

気持ちを伝えたい → 言葉が上手く出てこない → 手が出る
という図式を
気持ちを伝えたい → 言葉が上手く出てこない → 手も出せない→ 言葉で伝えるしかない
という方向に変えてあげるということですよね。
ただ、周りの大人がそれをする事は不可能ですよね、するのは本人ですから。
そのために、周囲で状況を知りうる大人がいるときにそういった言葉掛けが必要だと思います。

幼稚園で先生がいる場合、けんかを止める、または誰か泣いているという状況だと思われます。
その場合は、気持ちをきちんと理解して代弁して伝えてもらう事もそうですが、その場で「暴力はいけないことだよ。」としかってもらうべきだと思います。

> 危険な行為なので、せめて「ひっかき」だけはやめさせたいのです。

それは、お母様をはじめとするご家族、周りの人間(教員)、がその行為を許してはいけないと思います。
「どんな事情があるにせよ、それはしてはいけないことだ!」
それをお子様自身に理解してもらう事が一番大切だと思います。
そのためには、そのような状況に出会ったときに、気持ちを察してあげる事も必要ですが、きちんと“しかる”事が必要なのではないでしょうか?

と同時に、そこでゆっくりとでいいから、自分の口で相手に気持ちを伝えるようにしましょう。
お子様の想いを、お母様が聞いてあげても良いと思いますし、先生に聞いてもらっても良いでしょう。
その後、きちんとそれを自分の言葉でお友達に伝える、というところまでやってみて下さい。
その結果、相手に気持ちが伝わる、これの繰り返しをする事で手を出さずに、言葉で伝えられるようになると思います。

いけない事はいけないときちんとしかる、出来ない事は出来るようになるように練習する。
この2点が大事な所だと僕は思います。

年長の男の子なら、すぐに出来るようになってしまいますよ。
やさしく人気のあるお子さんでしたら、なおさらみんなが話を聞いてくれるようになると思いますし、そうなったら、今までが嘘のようにおしゃべりになったりするのではないでしょうか?
早くそんな日が来るといいですね。
頑張ってください!

(アドバイザー:高橋良尚)




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