パパ・ママ
せんせい
きっず


HOME




アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など おとなしい・いじわるされる・元気がない
幼稚園でいじめられているようなのですが・・・
今年四月から幼稚園の年中でがんばっている女の子です。最初は、どうなる事かと心配していましたが、やっと泣かないで行けるようになったと思いきや今度は、いじめられているらしいのです。例えば、女の子に髪を引っ張られたり、女の子同士で机に座っていて、「狭いからもう少しそっちに行って」って言ったのに、わざと狭くされたり、「遊ばない!」など・・・。

子供に聞くと女の子に怖い人が一人いるそうです。気が弱い?日常では、人見知りなどせずに誰とでも遊ぶのですが、幼稚園では、一人で遊んでいるらしいのです。迎えにいっても一人で居て皆とは、遊んでいません。
先生に聞いても「そんな事はありませんよ。皆と仲良く遊んでいます。」とだけ・・・。実際給食をぽつんと一人で食べてるのを妻が見て泣いていました。

「心配してるのを先生は知っているはずなのに」普通なら皆で食べますよね!どちらの言う事を信じていいのかわかりません。

誰とでも遊ぶので大丈夫と思い近所の子とは、別の幼稚園にしたため他の人に聞くこともできないし。幼稚園を近所の人と一緒にした方がいいのか?「自分の幼稚園を評判悪くしたくないから本当の事言うはずがない!」と言い妻が凄く悩んでいます。良いアドバイスお願いします。

(ぶん さん)


こんにちは、高橋良尚です。

まず、初めに、幼稚園に対して関わりの薄いお父さんからのご相談という事で、以下の点についてご理解を頂きたいと思います。

何と言っても幼稚園というものは評判が命。
翌年以降の園児募集の数に経営がかかっている事はいうまでもありません。奥様のおっしゃる部分は必ずしも間違いとはいえないでしょう。
ただ、経営をしなければならない点と、そこで働いている人たちの想い、というものが両者存在する場所であるという事も理解していただきたいと思います。

子ども達同士の中で、いじめに近い、もしくは、大人が見ていじめと受け取れる事、というのは日常茶飯事の出来事です。
僕自身は少しくらいのぶたれた、仲間に入れてもらえなかった、という事をいじめとは思いません。
それぞれの子どもが、それぞれに自己主張を持っています。その主張同士がぶつかり合って、その結果仲間に入れない、手を出してしまう、という事はよくあるからです。

何故そうなってしまうのか?答えはもちろん簡単です。
子ども達の人間としての人間関係の経験が浅いのです。
相手を傷つけてしまう行為に及んでしまう、自己をを押さえ、我慢するという行為が出来ない、これはみな、経験、(体験といった方が良いでしょうか?)の結果、学んでいくものだと思います。

ぶんさんのお子様は、人見知りをせずに遊べる性格のお子様という事でしたが、近所のお友達がいない幼稚園に通い始めて、周りは知らないお友達だらけですよね。
ようやく「幼稚園に行く」ということの不安に打ち勝った時期だけに、まだ、仲の良いお友達を作るという部分まで関係が発展していないのではないでしょうか?
その分、前からの顔見知りのお友達がいて、自己主張が強かったり、リーダー的な性格を持つ子どもから、そのような行為をされてしまっているからなのでは?とも感じます。

先生の発言については、少々「?」な部分もありますが、そこは、ぶんさんと奥様が実際に目にしている部分だと思いますので、その点については聞いてみるのが良いかもしれません。

ご近所のお友達がいる園に転園させるべきかという事は、今の時点で結論を出す必要はないと思います。
まだ、お子様自身が幼稚園での他者との人間関係を確立できてない時期だと思われますし、これから、どんどんとお友達が増えて、楽しくなってくる時期だと思います。
その時期まで、ご心配は募るかもしれませんが、見守ってあげてみてはいかがでしょうか?

ただ、保育料を払っている以上、幼稚園にとってはお客様です。
言うべき部分は言ってよいと思います。
それをいつにするかはぶんさん自身がご自身の目で確認して、確信を持ってからで良いのではないかと思います。

奥様は恐らく相当悩んでいるのではないかと思います。
故にぶんさんもこのようにご相談されているのだと思います。
ここは、一度ぶんさんがこの件を預かる形にして、奥様の負担を軽くしてあげる事も大切だと思います。
夫婦間のことまで言うつもりはありませんが、このような場合はお父様の方がきちんと冷静に自体を見つめる事が出来る場合が多いですし、父親が出てきたとなると、園自体の対応も変わったりする場合があります。

幼稚園関係者が見たら不愉快に思われる書き方になっている部分が多々ありますが、それくらい周囲の目にさらされているという自覚がない幼稚園が存在することも事実だと思いますし、疑ってかかられても、おかしくないという事をご理解いただきたいと思います。
その結果、園側のうたう事柄が正しければ問題はありませんし、間違いがあれば、それを正す良い機会となり得るのです。幼稚園と親の双方が満足できる環境が子どもに与えられることを強く望みます。

大変長くなってしまいましたが、ぶんさんのお子様が一日も早く、楽しい幼稚園生活を送れるようになると良いですね。

(アドバイザー:高橋良尚)




前のページに戻る


(C) 2001-2024 System Proceed Corporation. All Rights Reserved.
- このサイトへのリンクはフリーです。
Produced by Systemproceed