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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など 赤ちゃん期(0歳〜1歳3ヶ月頃まで)
人見知りがひどく、母子関係に問題があるのではないかと不安です
1歳になったばかりの娘のことでご相談いたします。
3ヶ月から人見知りが始まり、その成長を喜んでいたのですが、いまだになおるどころか、日に日にひどくなってきています。

祖父母はもとより、近所のおばさん、公園で見かける自分より大きい子まで、とにかく主人と私以外の人が近づいてくると、ものすごい泣きっぷりです。お友達は人見知りをあまりしない愛想のよい子ばかりで、母子数組で集まると、娘だけがいつも泣いています。さすがに私も不安になってきました。

ここまでくると単なる「成長の過程」というより、母親(私)との信頼関係に不安があるから次のステップにいけない(両親以外の人との関わりを恐れる)のでは?私がきちんと相手をしていないから100%私を信頼して甘えることができず、対人関係の基盤となる母子の信頼関係が脆弱なままだから、人見知りをするのでは?

私は専業主婦で24時間娘といっしょに過ごしていますが、年がら年中娘の相手をしているわけではありません。家事でどうしても手が離せないときなど、私の足元で一人遊びをさせて放っておくこともしばしばです。
こういうやりかたがいけないんでしょうか・・・自信がなくなってきました。
アドバイスお願いします。

(ひーりー さん)


旭幼稚園、副園長の井上です。ひーりーさんのご心中、お察し申しあげます。
ちょっとわが園のコマーシャルになってしまいますが、旭幼稚園では育児支援サークル「マザーグースの会」というものを行っています。就園前のお子さまとお母様対象のサークルです。ここで活動の後、ティータイムがあり、おやつを食べながらお茶を飲み、育児談義に花をさかせます。私も時々ティータイムに参加させてもらい、お母様方の「生の声」を聞かせてもらっています。

そこで出た話題に「泣く」ことがありました。皆さん非常に困っていますが、男の感覚とちょっと違う部分があり、詳しく聞いてみたことがあります。
皆さんの意見は集約すると
(1)泣くのはかわいそう
(2)子どもが泣いていると「あのお母さんななによ!」という目で
  見られているようでイヤ
というものでした。

(1)は当然よくわかります。でも(2)は気にする必要ないのでは?と思うのですが、皆さん「そうは言ってもやはり気になる」「育児が下手と思われるようでイヤ。母親としてのプライドが許さない」というものでした。

男の感覚からすると、子どもが泣くのは当然のこと(泣かないほうがおかしい)。
昔から「泣く子は育つ」と言うではないか?くらいの感覚なのですが…。

寝つきの悪い子ども(赤ちゃん)は運動不足が原因、と言われますが、赤ちゃんの運動って何がありますか?赤ちゃん体操というものもあるようですが、一番いい運動は「泣くこと」ではないでしょうか。肺にいっぱい新鮮な空気を吸うことができ、腹筋背筋も鍛えられる、赤ちゃんの全身運動。それが「泣くこと」ではないかと思います。

そう考えた場合、泣くことは決して悪いことではない、と思うのです。
ただ、泣くことにもいくつか意味があり(お腹がすいた、おむつが濡れた、ご機嫌斜め、熱がある、ママにきてもらいたいという信号等々)これを聞き分けられるのはお母様しかいないでしょう。そういった意味で、私はお母様は「育児のプロ」である、という自信をもっていただいていいと思います。

ひーりーさんは「単なる『成長の過程』というより、母親(私)との信頼 関係に不安があるから次のステップにいけない(両親以外の人との関わりを恐れる)のでは?私がきちんと相手をしていないから100%私を信 頼して甘えることができず、対人関係の基盤となる母子の信頼関係が脆弱なままだから、人見知りをするのでは?」と悩んでおられるようですが、100%の信頼をしていない人に甘えたり、助けを求めるでしょうか?

確かにご指摘のとおり、対人関係の基盤は母子関係です。でも母親関係が脆弱な状態では「甘え」の行動に出ないようにも思います。きっと多くの育児書や児童心理の本などをごらんになったと思います。でも、それらの本は一般的なこと、多くの子どもの平均値・だいたいの発達の方向性を示したもの、とお考えください。

遊びにしてもそうです。遊びは心の開放である、と言われています。1人遊びの時期もあれば大勢の友達の中で遊ぶこともあります。母親との遊びや1人遊びは全ての遊びの基本となります。お母様の足元での1人遊びは、全面的に信頼を寄せている人のそばで、安心して自分の心を開放させている場、と思います。どこがいけないのですか?と逆に聞きたいくらいです。
これを含めて、ご自身を責める必要はどこにもない、と思います。

子どもは比較するべきものではないと思います。顔や体型、性格全て同じ人は存在していません。ミルクを飲む量だって「標準」はありますが、あれだって過去何十年という期間、何百万人という赤ちゃんのデーターを平均化したものです。違って当然なのです。

人見知りとは、対外的な人間関係を本人が自覚し始めた証拠です。そう考えれば、いくぶん楽になるのではないでしょうか。そして「泣く」ことを「悪いこと」と考えず、「元気に運動している証拠」と気持ちを切り替えることも大切ではないか、と思います。

今回の回答はお答えになっていないかも知れません。お許しください。

(アドバイザー:井上智賀)


ひーりーさん、こんにちは。
吉川です。

ひーりーさんのお手紙を読みながら、なんて一生懸命お子さんのこと考えてあげているお母さんなんだろう!って感心しました。
ひーりーママさんが自信を無くしたりされることはないと思いますよ。
一番大切なお母さん、お父さんが大好き!がしっかりクリアされているのですから…!

人間(動物でも)いろいろな性格があります。
個性ともいいますよね。
慣れるのにかかる時間も人それぞれ。
たまたま、ひーりーママさんの周りのお子さんが人なつっこい子がそろっているっていうこともあるのでは。
お子さんが楽しく遊べることを第一に、ママと一緒に遊んでいるところに他の子ともちょこちこっと関わる機会を作る(増やしてく)という感じでいいのでは。
例えば、お砂場でママとおままごとをしていて、「お買い物に行こう」と他のお友達に「これくださーい!」と声をかけるなど。もうされているかもしれませんね。
いっぺんにみんなと仲良く!なんて大人でも大変ですものね。
まず仲良しの波長のあうお友達が一人出来れば、そこから徐々に慣れていってくれるのではと思います。

それからお子さんが泣かなくてもいいよう、「ずっと抱っこしてあげるからね」などとお友達との集まりが嫌い(苦痛)にならないようにしてあげることも大切では。お子さんが慣れるのにかかる時間を超えれば遊び始めると思います。(あせらなくても大丈夫です!)

人見知りが悪くて、人なつっこいのがよいってわけではないのですから…。
それにまだ1歳になったところとのこと。
お友達に目が行き始めるのは、まだまだこれから!(それも平均的にです。)
あまり気にせず、今のペースで(お母さんが不安にならないで!)十分だと思います。

(アドバイザー:吉川純子)




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