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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
性格・生活習慣・行動など わがまま・反抗・ストレス
「かあさんいやなの」って言われた時、どう接したらよいですか?
1歳11ヶ月の男の子のことで相談します。

この頃私に「かあさんいやなの」と言います。理由がはっきり分かるときもありますが、そうでないときもあります。
「かあさんの顔いや」といわれたときは、寂しくなります。・・・膝の中にはいってきたり母さんだっことあまえてたりもします。

「いや」と言われたときどのような態度をすればいいのですか?

(ピー君 さん)


こんにちは、望月令子です。

もしかしたら、なんでも「イヤ」「ダメ」っていう反抗期の時期なのでしょうか。
いつもいつもおかあさんと一緒というより、お子さんが寂しいとき、困ったとき、悲しいときには、抱っこされたくて戻ってくるような、イザというときはおかあさんのところ、という感じになりつつあるのかしら。

理由は何であれ、「かあさんいや」って言われてしまうと、ちょっとショックですよね。
その場の雰囲気によるかもしれませんが、寂しいと感じた気持ちをお子さんに伝えてみてはいかがでしょうか。例えば、「おかあさん、悲しいな。」とか。または、ちょっとふざけて、「えーん、悲しい!」と泣いてしまうとか。小さいお子さんなりに何か感じてくれるのではないかな、と思います。

話は変わりますが、反抗期になると、着る服や靴でも「これにする?」と聞くと「イヤ」で、いくつだしても、だめだったりするのですが、「これとこれとどっちがいい?」と2つ出して聞くと、「こっち!」と選べるものだと、保育園の先生にアドバイスを受けたことがあります。
思い当たるときには、お試しください。

(アドバイザー:望月令子)


ピー君のお母様(でよろしいのでしょうか?)ご心配でしょうね。愛情いっぱいに育てたはずのわが子から「きらい」とか「いや」などと言われると、どうしていいか判らなくなる…。お母様のお気持ち、お察し申しあげます。

私は心理カウンセラーでも医師でもないので、的確なお答えになるかどうかわかりませんが、幼稚園で大勢の子どもと接した経験、そして1男1女の父として育児にちょっとだけ参加した経験からアドバイスさせていただきます。

まず本当にお母様が嫌いということはないと思います。最も自分に近い場所にいて、最もたよれる存在。それがお母様です。
ですから「嫌い」という言葉になるのは、自分の思いと異なることを言われた場合(例えばテレビを見ていたいのに、食事をしなさい、といわれたような場合)など、自分の気持ちを表現するため、こう理解してあげてください。
これはお母様も指摘されているように、「理由がわかる場合」ですよね。

次に「理由がわからず拒否される」場合(これが問題ですよね)。でも、基本的には同じと思えます。子どもは自分の知っている言葉(単語)の数が大人ほど多くありません。ちょっと複雑な表現は苦手なのです。
ですから、どうしてもストレートな表現になってしまう場合が多いようです。

「母さんの顔いや」という表現も大人の感覚からすると「あんたの顔、見たくもない」という表現に感じられるでしょうが、子どもの気持ちとしては「お母さんの笑っている顔が好き。そんな怒った顔をしないで」という意味かも知れません。

また言語能力が発達してきて、たくさんの言葉を覚えると、どうしても使ってみたくなる。これは良い言葉も悪い言葉も同様です。特に下品な言葉を使ったとき、大人が驚くと、その反応が面白くて、ますます使うこともあります。
私どもの幼稚園でも、お母様から「幼稚園に行ったら悪い言葉を使うようになった」という苦情をいただく場合もありますが…。

でも、こう考えてください。お母様も新しい調理器具を購入された場合、使ってみたくなりませんか?今まで時間と手間がかかって、なかなかできなかったものがスイッチひとつできれいにできる。そうすると嬉しくなって、いろいろやってみる。料理のレパートリーが増える。言葉も基本的にはそれと同じことと思います。

お子さまは少ないボキャブラリーを駆使して、自分の思いを伝えようと努力している、その姿を汲み取ってあげてください。
このようなことは一時的なものと思います。端的な表現で理解しずらいとは思いますが、言葉の裏にある「子どもの気持ち・思い」を理解する簡単な方法もあります。

まず、子どもの言葉を繰り返すことです。「いや」と言ったら「そう、いやなのね」と言うように、相手に対して同意することです。
次に違う言葉に置き換えてみます。「お母さん、嫌いになっちゃったんだ」と問いかけ、気持ちを整理させます。
最後に相手の気持ちを理解する表現で問いかけます「どうして嫌いになっちゃったの?」
そしてその回答を待ちます。この時のコツは決して質問をたくさん投げかけないこと。少ない言葉で問いかけ、時間をかけて考えさせ、答えを待ちます。
これを繰り返していると、最初から「いや」とか「嫌い」などという否定的な表現をしなくなるのでは?と思います。

その次には、お母様の問いかけも「あなたは」ではなく「私は」という表現にしてみてください。具体的には「早く着替えなさい。あなたはいつも遅い」というのでなく「私は買い物に行かないと夕食の用意ができない。だから着替えをしてちょうだい」という表現にしてみてください。そうすると子どもも自分がとるべき行動が理解しやすくなり、ご指摘のような言葉が少なくなるのでは?と思います。ちょっと試してみてください。

(アドバイザー:井上智賀)


ピー君さん、こんばんは。
吉川 純子です。
詳しい状況がよくわからないのですが、たぶん自分の方に関心を向けたいがための言葉なのでは?
気をひきたいというか…。きっと、お母さんのことが大好きなのだと思います。

「母さんの顔いや」って言われた時、怒ってませんでしたか?
怒られるのがいやって言う意味かも。
甘えてきたりもしているようなので、本当に母さんが嫌いなわけでは絶対ないと思いますよ。
自信持ってくださいね。

もし、「いや」と言われたら、「母さんは大好きー!」と抱きしめてあげてはいかがでしょう。
ちょっと迷惑そうにしても、内心はきっと嬉しいはず!
「お母さんは、あなたが大好きよ」光線(?!)をいっぱい放ってあげてくださいね。

(アドバイザー:吉川純子)




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