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アドバイザースタッフに聞きたい!

これまでのQandA
幼稚園・保育園 登園拒否・行きたがらない・登園後の後追い
入園式当日から制服を嫌がり、教室に入るのも嫌がります
こんにちは。突然ですいません。少しでも多くの方の意見が聞いてみたくて、リンクを探していました。よろしくお願いします。
1月生まれの3歳男児です。上に7歳男児と5歳女児がいます。
この4月から幼稚園に行きだしましたが、入園式当日から制服着ない・記念写真取らないと言い張り、困りましたが、それでも幼稚園に行ってくれればいいかなと思い無理にはしませんでした。
今も私服で登園しています。園バスにはお姉ちゃんと乗っているせいか、今では嫌がることはなく手を振って行ってくれます。バスが来るまではおんぶと言うのでおんぶしていますが。
私服ではありますが、行ってくれるので安心していましたら、3日ほど前、お迎えに行った時に園長先生から「たくさんの人数がどっと教室に入るときは嫌がって教室に入ってくれません。少ない人数の時にはおりこうしてお絵かき等してくれるのですが。もう少し様子を見ましょう」と言われました。
去年1年間、幼稚園の役員をしていたので、下の子を連れてよく幼稚園に行っていたのですが、おばあちゃんからはそれがよくなかったんだといわれ、大人の付き合いに子どもを巻き込むから大人びた子どもになったんだとも言われています。主人は仕事が忙しく、土日も休みがないことも多いので、これでも私自身の付き合いは我慢してきたつもりです。役員になってからは下の子も2歳になっていましたから、食事会等には連れて行ったことは何度かありますが、1学期に1度か2度です。

今、この下の子が、幼稚園の制服を着ないこと・教室に入りたがらないことは、何を訴えているのでしょうか?愛情が足りないんだと言われますが、そうでしょうか?大人の付き合いにつき合わせたのがいけないのでしょうか?幼稚園をお休みした方がいいのでしょうか?このまま、幼稚園におまかせしていいのでしょうか?私にできることはあるのでしょうか?

すいません、?ばかりで。ご意見よろしくお願いいたします。

(おつこ さん)


こんにちわ。アドバイザースタッフの高橋です。
事情は大体わかりました。
一概にお伺いした部分だけで判断はしかねる部分はありますが、私の感じた点についてお話したいと思います。
まず、数多い「?」からお答えしてみる事にしましょう。


> 今、この下の子が、幼稚園の制服を着ないこと・教室に
> 入りたがらないことは、何を訴えているのでしょうか?
それは僕にはわかりかねます。
それは子どもと関わる周囲の人たちが、子ども達を見て感じ取ったり、子ども達と関わり、お話をしながら考える事だと思います。
もしかすると、子どもが何かを訴えようとしているのかもしれませんし、単にまだ園での大勢のお友達との生活になれていないという事だけかもしれません・・・・それを見極めてあげるのが親や幼稚園の先生の役目だと思いますよ。

> 愛情が足りないんだと言われますが、そうでしょうか?
どうでしょう?ご自身はどのようにお考えですか?
愛情の量なんてものは、測れるものではないと思いますし、その個人個人による部分です。愛情というのは、与えたつもりになっていても、与えられたと感じているかいないかは子どもの受け取り方次第だと思います。
僕は愛情が足りているか足りていないかは、その子どもが後にわかる事で、親や周りの人間が考える事ではないと思いますよ。

> 大人の付き合いにつき合わせたのがいけないのでしょうか?
それは関係ないと思います。
親の用事についていく事はどこの家庭でもあることですし、親が友人や知人に会いに行くからといって、その都度子どもを誰かに預け、外の社会に触れる機会を与えないという事の方がどうかと思います。
そういう際に親と共に出かける、知らない人に出会う、そういったこと一つ一つが子どもの経験となり、子ども自身が育つ中でのパーツとなっていくと思います。大人同士の関係をみたから、子どもらしくない子どもになる。そんな考え方こそがナンセンスだと思います。

> 幼稚園をお休みした方がいいのでしょうか?
お休みはしない方が良いと思います。子ども自身が幼稚園に行く事を拒否する姿勢が見られないなら、幼稚園に行く事を楽しいと感じているのですから、それを取り上げてしまう事になってしまうと思います。
園でおりこうさんで遊んでいる姿もみられるという事ですから、それは徐々に経験していく中で変わってくるのではないでしょうか?

> このまま、幼稚園におまかせしていいのでしょうか?
基本的には幼稚園での事は幼稚園にお任せするべきだと思います。
ただ、お任せする部分とこちら側もきちんと親や家族が関わってあげなければならない部分があると思います。
幼稚園と親が協力していく事が子どもにとっては大切だと思いますし、幼稚園の方針に対して、ご家庭の関わり方もきちんと出すべきだと思います。

> 私にできることはあるのでしょうか?
いっぱいありますよ。まず、そんなに不安がらずに自信を持ってください。
上のお子さんが二人もいて、ご立派に育てられているわけですから、何も恐れる事は無いと思います。
上の二人のときのように・・・・とお感じになっているかもわかりませんが、同じ家庭でも子どもによって違うのは当然です。
人間、誰一人として同じ人間など存在しないのですから。
お母さんが自信を持って子どもと接してあげる事が一番大事なのではないでしょうか?

と言う感じで「?」にお答えしてみました。
親が悩むほど、子どもは悩んでない場合が多々あると思います。
実際はおつこさんのお子さんも幼稚園での生活が楽しく感じられてるのではないかな?と思う部分があります。
園長先生のお話を不安に感じられているようですが、恐らく担任の先生はそこまで不安に感じてはいないのではないかと思います。僕自身が現場にいたときも、似たようなお話はありました。
そういう状況での子どもの姿って目立ってしまうんですよね。
故に園長先生等の目に付いてしまい、そのようなお話になってしまう事がありました。そんな話をお母様に聞かれたときに、僕なんかは「全然心配ないですよ!」といえたのですが、そういうことを園長先生に言われて、気にかけて自分の中で抱えられてしまうというのが一番僕なんかはつらく感じる部分です。
そういうようなお話を聞くたびに、「子どもの事をもっときちんと見てから言ってほしい!」と思うのですが、園長先生の中には、「私はキャリアがあるから子どもの事を少しみればわかる。」という考え方をしてる方もいらっしゃるようです。
子どもと同じ目の高さで子どもと同じように物を見て、一緒になって考えてあげる、そうして子どもという相手を理解していくという事を現場の先生や周囲の大人達にはしていただきたいと思います。

僕のこんなお答えがおつこさんのお手伝いになればと思います。
頑張ってくださいね。

(アドバイザー:高橋良尚)


おつこさん、ご相談ありがとうございます。
アドバイザースタッフの保育士、遠藤です。(^^)

> 今、この下の子が、幼稚園の制服を着ないこと
> ・教室に入りたがらないことは、何を訴えてい
> るのでしょうか?
> 愛情が足りないんだと言われますが、そうで
> しょうか?

一概に「愛情がたりない」とは言えないと思いますよ。
このメールからも、お子さんの気持ちを汲んで、少しでも楽しんで幼稚園に行ってもらおうというお母さんのお心が読み取れます。

> 去年1年間、幼稚園の役員をしていたので、下の子を連れてよく
> 幼稚園に行っていたのですが

持ち回りとはいえ、1年間、役員と家事を両立させるというのは、なかなか大変なことだと思います。いろいろとご苦労があったこととお察しいたします。。。

> おばあちゃんからはそれがよくなかったんだといわれ、大人の
> 付き合いに子どもを巻き込むから大人びた子どもになったんだ
> とも言われています。

おばあちゃんとは同居なさっているのでしょうか?
それぞれご家庭の事情もあり、かといって役員としての仕事を(子ども達が、よりよい園生活をおくるための役員会なのに)お子さんを理由に、そうそう休んでばかりもいられませんものね。
・・・かといって、役員会や、行事の手伝いの度ごとに、別にお子さんを預けるということも、なかなかできないものだと思います。

親族を含む周りの人間に、例えば、幼稚園や保育園に通わせることから始まり、ご相談のような大人の付き合いに連れていくことなどについて、何かにつけ「子どもが可哀想」などと言われてしまうのは、お互いに理解を深め合う機会をあまりもっていないご家庭というものが、少なからず見受けられます。
親御さんが「まちがっているのかしら?」と不安がると、子どもも不安になったりしますから、自分が連れて歩くしかなかった事情など、決断なされたことを卑下することなく自信をもって、周りの方々にはすぐには無理でも、少しずつ理解してもらえるよう、いろいろと話しあう機会をもたれると良いのではないでしょうか。。。

お子さんの自身のお話に戻しましょう。

4月から通園なさっていらっしゃるとのこと。。。
幼稚園という新しい環境に、お子さんが戸惑っているところが少しだけあるようにも見受けられます。
お姉ちゃんが毎日、通っている所に、自分も一緒に行ける喜びがある反面、急に、着慣れない制服で窮屈さを感じていたり、今まで家の中でお兄ちゃん、お姉ちゃんと遊ぶか、近所の身近なお友達としか遊んでいなかったのに、急に、たくさんの同年齢のお友達と、1つの部屋に入らなければいけなくなって、少しの人見知りと、恥ずかしさがお子さんの心の中で混在していませんでしょうか。。。
同年齢とはいえ、いきなり多くのお友達と1つ屋根の下に長い時間、しかも仲良くしながら居なければいけないことって、子どもにとってはストレスになる場合もあり、それは、けっして、珍しいこと、おかしなことではありません。

年少さんとして、入園してくるお子さんの中には、新しい環境に馴染めなくて、長ければ半年ぐらい毎朝、泣いて登園する園児もいます。

> 少ない人数の時にはおりこうしてお絵かき等してくれるのですが。
> もう少し様子を見ましょう」と言われました。

そういうことと比較すると、嫌がることなく通園もし、落ち着いてお絵描きをしたり、制服を着ないという以外は、幼稚園の生活は充分楽しんでいるように思います。
園長先生が「様子を見ましょう」とおっしゃられるのは、お母さんがお子さんの様子を見聞きして、逆に不安になられないよう、園生活に慣れるまで、ゆっくり見守ってあげてください!という意味を含んでいるように感じます。
このメールでお聞きする範囲では、制服などを強要されるわけでもなく、お休みなされる必要はないのではないでしょうか。。。

> 主人は仕事が忙しく、土日も休みがないことも多いので、これでも
> 私自身の付き合いは我慢してきたつもりです。

いろいろとご自身のご都合を我慢なされたりご苦労されてきていますね。

> 私にできることはあるのでしょうか?

これからは、「保育ing」のような子育て支援のサイトや、インターネットを有効利用したり、少しずつ、お母さん自身のお友達、周りのご親族の方々などとお話なされる機会を増やして、ゆっくり子育てを楽しまれたらいかがでしょうか。。。
間違ったことがあれば、その時、素直に受け入れて修正すれば良いのですから、自信を持って、お子さんと接してあげること、お子さんのお話をたくさんたくさん聞いてあげることが大切だと思います。

少しでも、おつこさんのご参考になることを願っております。
また、もっと詳しく話して!ほかにもこんな事が!!などということがありましたら、お気軽にご相談くださいね。(^^)

(アドバイザー:遠藤登)


こんにちは、おつこさん。
ご相談いただきました沼田です。

頂いた文章だけでは、情報が絶対的に足りないので、きちんとした判断することは難しいのですが、回答できるところをメインにお答えしてみたいと思います。

断定はできませんが、「愛情が足りない」から、とか「大人のつきあいに付き合わせた」ことで出てきた行動ではないと思います。逆に質問ですが、おつこさん自身「愛情が足りない」と感じていますか?
愛情というのは足りる足りないで測るモノではありません。また、1年やそこらで大人のつきあいに付き合わせたからといって、大人びた子どもにもなりませんし、仮に大人びた子どもが良くないとも思いません。そんなこと言っていたら、僕たち夫婦の息子なんて、とんでもなく「大人びて」しまっていますよ。

僕が思うに、他人との「距離・空間」の取り方に混乱しているのではないかと思います。
「距離・空間」というのは、例えば、おつこさんがご主人と歩くとき、どちら側に立って歩くと落ち着きますか?けんかしたとき、どのぐらいの距離でけんかしますか?人にはそれぞれコミュニケーション空間というモノを持っていて、入られたくない距離・空間というモノをもっています。それが確定しないときにその空間が乱れると、不安定な状態になります。
お母さんと離れることで、また、お母さんの視線を感じられないことで、今まで保っていた距離が離れると思っての不安感から、息子さんの行動が出てきたのではないでしょうか。逆に公園などで遊ぶときは、視線を感じられるので、離れていても遊べます。制服というのは象徴ですからね。記念写真に関しても、他人との距離の取り方に、不安を感じているのかもしれませんね。
バスでの息子さんは、たぶんですが、お姉ちゃんがお母さん代わりになっていると思います。

ということは、その不安を解消できるような方法を考えてみるのがいいかな、と思います。

おつこさんの写真を、制服のポケットに入れてみてはいかがでしょうか。
「お母さんがみているから、お友達とあそんでおいで。」
「お母さんがいるから大丈夫だからね。」
と、一言声をかけてあげてください。
「遊んだら写真の中にいるお母さんに、○○してあそんだよ。と教えてね。」
と声をかけてあげてください。
決して、中に入って先生の言うことをお利口さんに聞いてね。
といったことは、言ってはダメですよ。
本人は痛いほどわかっていますから。
1ヶ月ぐらい様子を見てみましょう。

文章から読みとれる情報からは、こういったことしかお伝えできませんが、おつこさんは「で〜ん」と構えてあげていてください。息子さんの砦ですから。
別に緊急を要するようなものでもないと思います。
この年齢での集団に入っていけないことや、制服を着ないことが、ぼくはそんなに悪いことではないと思いますよ。

(アドバイザー:沼田仁至)




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